ダイアン・アーバス(Daian Arbus 1923年 - 1971年)アメリカ・ニューヨーク出身。同国を代表するの女性写真家。全ての人々を適切に正常に取り上げる重要性を強調するよう努め、ストリッパー、カーニバルパフォーマー、ヌーディスト、ドワーフ、子供、母親、カップル、高齢者、中流階級の家族などを家、路上、職場、公園など身近な環境で被写体を撮影した。主題を客観化するのではなく、友情を深め、珍しい心理的強さを作品に捉えた。
戦後、ヴォーグやハーパース・バザーなどファッション写真家として活動を始めた。1950年代後半にはコマーシャルの仕事を辞め、彼女自身のテーマで作品作りに専念する。小人・巨人・精神病院の患者など、社会的マイノリティと呼ばれる人々をドキュメントした観る者に対して強く訴えかける作品は、リー・フリードランダーらと共に『ニュー・ドキュメンタリー』の作家として注目を集める。また、フォト・エッセイを発表するなど、文章も多く残す。1967年に撮影された、一卵性双生児の少女の写真は世界中で知られている。
本書は、アーバスの友人・家族・同僚との間で交わされた手紙、彼女自身のノートブックおよび未発表のテキストなどを年代ごとに、日記形式に編集した読み物となります。テキストについての詳しい補足説明と、文中に登場する家族・友人など55人の人物のバイオグラフィーも収録されています。
被写体となる人々に接近しようとすると同時に、被写体との関係性について葛藤し続けたアーバス。
彼女の、写真に対する独自の視野と物事を見つめる精神力について追体験できる貴重な一冊です。
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※角(中身下部)にしみがございます。
出版社: Aperture
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 183ページ
サイズ: 20.7 x 16.2cm
状態: 新古品