ケージより以前、音楽の境界とその他のフィールドを関係させた人物は誰もいませんでした。エリック・サティ、マルセル・デュシャン、ナム・ジュン・パイク、ヨーゼフ・ボイスに加えてジョン・ケージは、20世紀の音楽と芸術の分野における開拓者の一人です。本書は、ジョン・ケージ生誕90年を記念して、ケージを中心に1900年以降の美術と音楽を12個のキーワードを用いて紹介した現代美術と現代音楽に関する書籍となっています。
まず、12のキーワードは、【録音】【コラージュ】【サイレンス】【破壊】【計算】【偶然性】【感覚】【考え】【確信】【環境】【反復】【演奏】です。そこに下記のアーティストと代表的な作品(美術作品と作曲家資料など)、そしてケージの作品(楽譜が主)とを考査していきます。
掲載アーティスト:
Nevin Aladag, Laurie Anderson, Luciano Berio, Joseph Beuys, George Brecht, John Cage, Janet Cardiff/George Bures Miller, Fortunato Depero, Marcel Duchamp, Einstürzende Neubauten, Brian Eno, Robert Filliou, Valeska Gert, Heiner Goebbels, Idris Khan, Yves Klein, Milan Knizak, Jorge Macchi, Christian Marclay, Robert Morris, Bruce Nauman, Carsten Nicolai, Nam June Paik, Robert Rauschenberg, Dieter Roth, Anri Sala, Erik Satie, Arnold Schönberg, Kurt Schwitters, Karlheinz Stockhausen, Sue-Mei Tse, Jorinde Voigt, Wolf Vostell, Iannis Xenakis, Frank Zappa
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 416 ページ
サイズ: 31 x 25 cm
状態: 新刊