エルヴィン・ヴルム(Erwin Wurm 1954年 - )オーストリア・シュタイアーマルク出身の芸術家。
1980年代より、自身やモデルと日用品を使った彫刻「One Minute Sculptures」を制作。フォーマリズムへのユーモアなアプローチで知られるようになった。身の回りにあるツールを使い、それを現代社会のトピックとしてユーモアを用いて取り上げるという形態の作品を制作する。人間の実在の全てを作品が語るとワームはインタビューで答えている。25年以上に渡り、彫刻に対する私たちの理解に疑問を投げかけ、日常の平凡さと制約を、物理的な変形を用い制作した作品は、国際的に広く展示されている。現在は、オーストリア・ウィーンとリンベルクを拠点に活動を行っている。
本書は、2012年〜2013年にかけてオーストリアにて行われている展覧会に合わせて出版されたものです。エルヴィン・ヴルムの新しい作品をご覧いただけます。
この展示は、自画像を描いたものとアーティストの友人のヌード写真にペインティングやドローイングを施したものの2つのグループで構成されています。自画像のドローイングは、旅先でペンと紙だけを使い描かれました。それから少し時間を置いて、もう一つのグループを制作しています。今回の作品形態は、ヴルムの作品郡の中では新しい形をとっていますが、彫刻的な見方は変化していません。
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ語
ページ数: 143ページ
サイズ: 30.5 x 22.5 cm
状態: 新刊