エリザベス・トナード【In This Dark Wood】

エリザベス・トナード(Elisabeth Tonnard)は、写真と文章で構成されたアーティストブックを手がける、オランダのアーティスト、詩人です。
「写真空間の詩人」と評される彼女の作品の多くは、既存の書籍のテキストや画像をもとに再構成され、写真のビジュアルとテキストによる詩的な作品を特徴としています。
現在いくつもの賞を受賞し、世界の美術館や図書館に作品が収蔵されています。2014年の終わりにはオランダにて回顧展が予定されています。

本書は、2008年にトナードによって自費出版されたオリジナル写真集のリプリント版となります。
本書で、トナードはアメリカの都会における孤独感や疎外感のスケッチを試みました。
トナードによって集められた夜の都市の街路をひとりで歩く人々の写真に、イタリアの詩人ダンテの「神曲 - 地獄篇」の有名な冒頭のテキスト「われ正路を失い、人生半ばにしてとある暗い森の中にありき」の、90種類の異なる英訳が添えられた作品形態となっています。写真は、1940年代から70年代にかけてサンフランシスコのストリートにて撮影された膨大な写真のコレクションである、ジョゼフ・セール・コレクションから選ばれました。
既存の写真とテキストを再構成することで生み出されるトナードの作品は、写真表現の可能性を感じさせてくれます。

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出版社:  J&L Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 196ページ
サイズ:  23 x 15.8 cm
状態:   新刊

販売価格

2,450円(内税)

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