キキ・スミス(Kiki Smith 1954年 - )西ドイツ・ニュルンベルグ出身の芸術家。1955年に、アメリカ合衆国・ニュージャージーに移住し同国で育つ。性、誕生、再生をテーマとした作品を制作する。1980年代後半から1990年代前半のフィギュラティヴな作品では、エイズやジェンダーなどの主題として展開していたが、近年は、自然との関係における人間の様態を描写している。
1974年から1975年まで、コネチカット州のHartford Art Schoolに在籍、1976年にニューヨークへ移住し、アーティスト集団”Collaborative Project( Colab)”に参加。1984年には、救急医療技術者になるために学び、同時に身体の彫刻を制作。ホイットニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビネンナーレなど国際的な展覧会にも多数参加し、世界の主要な美術館でも多数展示を行っている。父トニー・スミスは、幾何学的な彫刻作品を制作する芸術家。現在は、ニューヨークを拠点に活動を行う。
本書は、2014年2月28日から3月29日までニューヨークのPece galleryにて開催された展覧会”Wonder”の際に同時刊行された書籍になります。
初めて同ギャラリーでの個展は20周年を迎え、それにあたり2011年から2014年にかけて制作された作品が展示されました。アルミニウム・ブロンズ・ファインシルバー・テキスタイル・手吹きのアンティークガラス・ペインティングなどを使用し、人間・動物といった形を再び仕様し、天体や自然の造形を組み込んだ作品を展開しました。表紙には、2014年に制作された”Spinners”が仕様されています。テキストなど読み物はなく、写真とタイトルというシンプルな形式です。キキ・スミスの作品がお好きな方にオススメの一冊です。
出版社: Pace Gallery
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 48ページ
サイズ: 27.5 x 23.2 cm
状態: 新品