ダミアン・ハースト&アーノルフ・ライナー【Commotion】

ダミアン・ハースト(Damien Hirst 1965年 - )イングランド・ブリストル出身。イギリスを代表する現代芸術家。ヤング・ブリティッシュ・アーティストの一人でもあり、1990年代以降の現代美術に大きな影響を与えた。一貫したテーマ「生と死」を奇抜な作品で表現し、自身をセレブ・アーティストと呼ぶなどハースト自身のアーティストとしての像も同時につくりあげ、ディレクター・キュレーターとしての能力も認められている。
1986年から1989年には、イギリス・ロンドンのゴールドスミス・カレッジにて学び、在学中に企画した荒廃したビルを使用した展覧会”Freeze”で注目を浴びる。その際、現在のサーチ・ギャラリーに見出され、イギリスの若手アーティストによる現代美術の流れであるヤング・ブリティッシュ・アーティストの一人として認知される。(この頃に代表作、サメのホルマリン漬けの作品:The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Livingを制作)。1991年に初個展、1993年にはヴェネチア・ビエンナーレにてホルマリンに漬けられ切断された牛と子牛の作品を展示、1995年にはターナー賞を受賞。

アーノルフ・ライナー(Arnulf Rainer, 1929年 - )オーストリア生まれ。オーストリアを代表する画家です。
美術機関にて教育を受けていません。彼の初期の作品は、シュルレアリスムの空想的な部分にインスパイアされました。その後1951年に、パリに訪れた際、抽象表現主義やアンフォルメルに影響を受けます。特にアンドレ・ブルトンに出会い衝撃を受けます。人物写真の上に描かれた『オーバー・ペインティング』はこの頃より制作され始めています。激しい線描で、再加工された写真や絵画は、新しい画面を作り出していきます。また、1956年には『十字架(クロス)』シリーズを制作、1973年からは、直に指で描かれた『フィンガー・ペインティング』も行うようになります。

本書は、2014年にオーストリア・バーデンのアーノルフ・ライナー・ミュージアムにて行われた、ダミアン・ハーストの『Two Weeks One Summer』シリーズと、セレクトされたアーノルフ・ライナーの作品による展覧会のカタログになります。
2008年から2012年に制作されたハーストの静物をモチーフとしたペインティングシリーズと、ライナーの1950年代初頭の『Finger Painting』や、人物写真の上に描かれた『Face Farces』のシリーズとを対話させる形で緻密に構成されています。
また、ハーストとライナーの作品を対置を検討すべく企画段階で作成されたスクラップブックが、作品の傍らに挿入されています。


出版社:  Walther K�nig
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 104ページ
サイズ:  31.5 × 24 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版64点

販売価格

6,750円(内税)

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