マティアス・シャラー(Matthias Schaller 1965年 - )ドイツ・ディリンゲン・アン・デア・ドナウ出身の写真家です。現在は、イタリア・ヴェニスとアメリカ・NYを拠点に活動を行っています。ドイツのThe University of Gottingenにて文化人類学を学び、1991年にThe University of Hamburgの映像人類学にて、写真に関する論文が認められました。1995年から1997年には、ドイツ国内の大きな出版社や雑誌社などで働き、多くのドイツ写真や現代美術に関する知識を広げて行きました。2000年には、Rottenburg am Neckerより、初の写真集(ドイツ語版)を出版。2008年には、日本でも知られているベルント&ヒラ・ベッヒャーのスタジオを撮影した”The Mill”の初版が刊行されています。
本書は、2009年に刊行されたマティアス・シャラーの写真集「Purple Desk」です。ヨハネ・パウロ2世からベネディクト16世がローマ教皇として在位していた時期の過去3年の間にシャラーは、”枢機卿の執務室”という特別な場所を撮影する許可を得ました。ページ内には、ベルント&ヒラ・ベッヒャーの”The Mill”のシリーズと同様に人物のいない”執務室”の写真が、ならんでいます。15世紀にヴェネチア派の画家:ヴィットーレ・カルパッチョがヒエロニムズや聖アウグスティヌスを描いたように、シャラーは現代写真の手法が用いてローマカトリックの歴史の一部を作品に取り入れました。
出版社: Steidl
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 72ページ
サイズ: 29.6 x 28 cm
状態: 新刊