エヴァ・ヘス(Eva Hesse 1936年 - 1970年)ドイツ・ハンブルグ出身の芸術家。1960年代のアメリカにおけるミニマリズムからポストミニマリズムへの移行期に、勢力的に活動を行なっていた数少ない女性芸術家の一人でもある。ラテックス、ファバーグラス、プラスチックを用いた作品で特に知られる。1936年にナチス占領下のドイツを離れ、アメリカに亡命。後にアメリカ国籍を取得。イェール大学にてヨゼフ・アルバースに学ぶ(1957−59)。1961年には、アラン・カプローのハプニングに参加。そこで、はじめて3次元のコスチューム作品を制作。1963年には、ニューヨークのイーストサイドにて初個展を開催。1968年から1970年は、ニューヨークの学校にて教鞭を執っていますが、脳腫瘍によって1970年に34歳でこの世を去る。
本書は、2010年月から2011年にかけて、アメリカの3都市(ロサンゼルス、アルバカーキ、ニューヨーク)にて開催された展覧会の際に、同時刊行された書籍になります。1960年代半ばから1970年にかけて、ヘスは現在知られている彫刻作品を中心に制作を行っていました。しかし、イェール大学を卒業したての1960年は彼女は若きペインターでした。この年に48枚の絵を完成させています。その後、ヘスは大きくコースを変え彫刻制作に邁進していきました。本書には、1960年の絵画とそれらの絵画について論述したテキストが掲載されています。
出版社: Yale University Press
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 88ページ
サイズ: 25.8 x 19.5 cm
状態: 新品
その他: 図版35点