ギュスターヴ・クールベ【Gustave Courbet】
ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet 1819年 - 1877年)フランス・オルナン出身の画家。19世紀のフランスのロマン主義の風潮の中、レアリスム(写実主義)宣言を唱えた先駆者でもあります。 1844年「黒い犬を連れた自画像」がサロンに入選し、デビューを果たしますが、画家として認められ始めたのは1848年頃です。代表作は、「オルナンの埋葬」(1849年)や「画家のアトリエ」(1854年 - 1855年)、「世界の起原」(1866年)。それまでの絵画作品は、神話や歴史的な事物などの題材を大きなキャンバスに描かくことが支流でした。しかし、クールベは自身の故郷を題材にするなど、身近な現実を大きなキャンバスに描くというその時代ではセンセーショナルな絵画を完成させました。また、1855年のパリ万国博覧会の際に、博覧会近隣にて、自身の作品だけを展示した場所を設けました。この頃の展覧会はグループ展が主であり、”個展”を開催することもまた初の試みでした。 本書は、2014年9月7日から2015年1月18日まで、スイス・バーゼルのFondation Beyelerにて開催された展覧会の際、刊行された書籍になります。19世紀のフランスの伝統的な絵画から新たな表現方法を見出した先駆者の一人でもあるクールべ。展覧会と本書の中心には、「世界の起原」が据えられています。当時は、あまりにセンセーショナルな作品であったためにほとんど見ることができなかった作品ですが、現在でも尚、衝撃的であり19世紀の未知の傑作の1点でもあります。その他、この書籍には、自画像や女性像、岩や海といった風景画の数々が150点のカラー図版で掲載されています。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 192ページ サイズ: 31 x 25 cm 状態: 新古品 その他: カラー図版150点
4,800円(内税)
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