コブラ【The Avant-garde Won't Give Up】

コブラ(CoBrA)は、北ヨーロッパを中心に1948から1951年に活動を行った前衛芸術運動です。
ベルギーの詩人・画家のクリスチャン・ドートルモンによって、メンバーの本拠地のコペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの頭文字をとって命名され、アスガー・ヨルン、ピエール・アレシンスキー、カレル・アペル、コンスタン、コルネイユらがメンバーとして参加しました。
同時代の芸術の動きであったアメリカのアクション・ペインティングや、フランスのアンフォルメルとの共通性を持ちながらも、プリミティブ・アート、フォーク・アート、アール・ブリュットなどの影響を感じさせる、原初的なエネルギーに満ちた激しい作風を特徴としています。

本書は、コブラの形成から発足後まで、その複雑な活動の広がりをまとめた一冊。Alison M. Gingerasのキュレーションにより、2015年にニューヨークとロサンゼルスと巡回した展覧会に合わせて刊行されました。数多くの展覧会の展示風景、作品図版や資料と共に、時系列による包括的な紹介から、コブラの国際的な精神、ベルギーでの政治的側面、コブラのジャーナル『Helhesten』をテーマとするエッセイを収録。
また、心理学、プリミティズム、遊戯性、描くことのポリティクスなど、グループを形作る重要な要素を取り上げ、コブラの活動が、今日の現代美術の進展にどのような影響を与えたのかを含めたその特徴を検証します。さらに、アーティストの表現的特徴と、ヨーロッパの社会や政治、理論的風潮などについて幅広い理解を深める、各個人の伝記も付属しています。


出版社:  Prestel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 224ページ
サイズ:  23.8 x 28.8 cm
状態:   新刊
図版:   164点(カラー106点、白黒58点)

販売価格

3,500円(内税)

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