マイク・ケリー【Memory Ware】

マイク・ケリー (Mike Kelley 1954年 - 2012年)アメリカ・ミシガン州出身の現代アーティストです。
若い頃より音楽シーンに傾倒し、Destroy All Monstersというノイズバンドにて活動。その後、ロサンゼルスへ移住し、1978年にThe California Institute of the Artsを卒業しています。在学中には、ジョン・バルデッサリやローリー・アンダーソンらの元で学び、詩を使ったプロジェクトシリーズを展開しています。その他にドローイング、絵画、彫刻、パフォーマンス、ビデオアートなど様々なメディアにて作品を制作しており、1987年にロサンゼルスのRosemund Felsen Galleryにて初めて展覧会を開催しています。1990年代に入ると、ロサンゼルス現代美術館にて開催の「ヘルター・スケルター」展や、ホイットニー・ビエンナーレなどへの参加によって世界に知られるようになります。近年では「過去4世紀の間でも、影響力のあるアーティストである」と評されるなど、高い評価を受けているアーティストです。

本書は、鍵、ボタン、貝殻、ビーズなどの個人的で思い出となる小さなオブジェで、ボトル、花瓶、ランプ等どこの家庭にもある容器の表面を埋め尽くしたり、粘土の型に埋め込んだケリーの作品シリーズ『memory ware』がまとめられた一冊。2001年にドイツ・ケルンのギャラリーにて展示を行った際の展覧会に合わせて刊行されました。
2000年にトロントの骨董市で最初にこの作品のアイデアに出会い、『memory ware』というフレーズを、アメリカ南部の黒人社会やイギリスのビクトリア朝によく見られるフォークアートから借用しています。
40点以上の作品を展示風景とともに紹介し、作品と照らし合わせるように詩人、作家、アーティストなどのテキストの引用が各所に収められている他、ケリー本人によるあとがきを収録しています。


出版社:  Jablonka Galerie
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  31.7 x 24 cm
ページ数: 84ページ
状態:   新古品

販売価格

4,000円(内税)

SOLD OUT



新入荷!