ポーラ・レゴ(Paura Rego 1935年 - )ポルトガル・リスボン出身の芸術家。童話や物語を基に描いた絵画、版画、コラージュなどの作品で知られている。1960年代頃の初期作品は、ジョアン・ミロなどに影響を受けた絵画と版画を組み合わせたシュルレアリスム的作品を描いた。よく知られている童話などを基にした作品は1990年以降より制作。1951年にイギリス・ケント州のThe Grove School、1952年から1956年までThe Slade School of Fine Art, University London Groupにて学ぶ。1962年初頭にデイヴィッド・ホックニーやフランク・アウバッハをメンバーとするThe London Groupで、展示を始めた。1965年には、ロンドンのICA現代美術研究所のグループ展メンバーに選出。同年、故郷リスボンで初個展を開催。1969年にはサンパウロアートビエンナーレのポルトガル代表を務めた。その後も欧州各地で展覧会を開催。1990年にロンドンのThe National Galleryの最初のアートインレジデンスとなった。現在、作品は世界中の公共機関や民間機関で見ることができる。彫刻家ロン・ミュエックは、義理の息子。(パウラ・レゴと表記される場合もある)
本書は、ポーラ・レゴの60年間に渡る人生と芸術作品を包括的に紹介した書籍です。レゴは、ユニークな素晴らしい力と忘れない美学を持ち合わせたアーティストです。レゴの複雑なストーリーテリング絵画を知るには、絵画が語る物語とそれらがどの様に語るのかの両方について見ていかなければなりません。著者Deryn Rees-Jonesは、フィクション、童話、詩、ポルトガルの民族童話、政治、フェミニズムなどからレゴの作品を詳細に記述しました。
出版社: Thames and Hudson
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 376ページ
サイズ: 30.8 x 24 cm
状態: 新品
その他: スリップケース入り
刊行年: 2019年
ISBN: 9780500021378