マース・カニングハム(Merce Cunningham 1919年 - 2009年)アメリカ合衆国ワシントン州出身の舞踏家/振付家。シアトルのコーニッシュ・スクール(現在のコーニッシュ・カレッジ)にてダンスや演劇を学ぶなかでマーサ・グレアムの目に止まり、1939年からニューヨークにて、グレアムのダンス・カンパニーに参加する。彼のダンスにおける革新的な活動は、1940年代に現代音楽の作曲家ジョン・ケージとの出会いによって始まった。カニンガムは音楽とダンスの分離を提案し、ダンスの構造に動きのランダムなモンタージュという偶然性の要素を取り込んだ作品を発表した。1970年代以降は、フィルムやヴィデオ、コンピュータといったテクノロジーを使用し、表現メディアの境界を拡張する試みを行うなど、カニンガムの作品は舞台芸術というジャンルを超えた多大な影響を与えている。
ジェームズ・クロスティ(James Klosty)写真家、俳優/歌手。NYUのプロ演劇MFAの最初のメンバーであった1964年に、イギリス・ロンドンでマース・カニンガムダンスカンパニーを観劇し、人生が一変する。1975年には、マース・カニングハムの写真集「Redux」を出版。これはカニンガムを掲載した最初の本でもある。また、写真は、The Leo Castello GalleryとInternational Center of Photographyで展示された。2018年には、ギリシャを題材とした「Greece 66」を刊行。オーガニックガーデナーであり、毎年10種類以上のジャガイモを栽培する。現在は、ニューヨーク州・ミルブルック在住。
上記にもあるジェームズ・クロスティが刊行したマース・カニングハムの最初の書籍は、1975年に刊行されました。その後、1986年に再販されています。
この書籍は、マース・カニングハムの生誕100周年を記念して、2019年に刊行されました。新にデュオトーンで印刷され、140ページが追加されています。この追加されたページに掲載されたものは、過去に出版されたことのないものが含まれています。
彼らが亡くなって数年間、ジョン・ケージとマース・カニングハムの関係は、歴史的に重要なものであり、アメリカの前衛芸術、音楽、ダンスに大いに貢献しています。
アートは独立/孤立して存在しているわけではありません。カニングハムとケージにとってもそうでした。様々なジャンルの革新的な芸術家とともに共同で制作してきました。この書籍は、クロスティによる写真とカニングハムの近しい友人らの寄稿と共にカニングハムの功績を讃えています。
出版社: Powar House Books
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 376ページ
サイズ: 31.7 x 25.4 cm
状態: 新刊
その他: クロス装丁
刊行年: 2019年
ISBN: 9781576879429