【On The Necessity Of Gardening - An Abc Of Art, Botany And Cultivation 】

本書は、2021年9月11日から2022年1月9日まで、オランダ・ユトレヒトのThe Centraal Museumにて開催された展覧会を機に刊行されました。
本書は、カタログとしてだけでなく、自律したプロジェクトの一つでもあります。展覧会と出版物は、どちらも、現在の生活様式との関係における「庭園」の文化的、歴史的、哲学的、社会的意義について、著者Laurie Cluitmansが長期的な調査に基づいてまとめました。

何世紀にもわたって、「庭園」は、社会の鏡/小宇宙として、自然と文化の関係が小さな規模で展開されてきました。この長い文化的伝統から、私たちの地球との関係を新たに認識する必要性も生じてきます。
書籍では、豊かなインスピレーションの源としての庭の物語を紹介しています。長い歴史の中で、芸術家、作家、詩人、思想家は、それぞれの方法で庭を描写し、表現し、設計してきました。

中世の芸術では、「庭園」は楽園の繁栄として、そして調和と豊穣の場所として、世俗的な問題から守られていました。しかし、「庭園」は、単なる中立的な場所ではなく、個人的な娯楽のみを目的とした世界で、文化と自然の関係を表現した場所でした。
18世紀になると「庭園」は、世俗的な権力と政治の象徴になりました。人間が、自然を完全に支配し、壊滅的な結果をもたらした人新世(Anthropocene)は、私たちがここ数十年で自然に与えた役割を根本的に再考することを余儀なくさせています。
そして今、現代の制作者たちは、「庭園」というテーマに新たな関心も寄せています。彼らを駆り立てるのは、ロマンティックな要求ではなく、ランドスケープ、芸術、文化の様々な分野の活動を結びつけ、地球と私たちの関係を新たに認識することへの呼びかけです。
多数のエッセイとキーワードが広範なアベセダリウムで編集された「庭園」に関する一冊です。
(Best Dutch Book Designs 2021選出、Goldene Letter受賞)

この書籍は、ドイツ・フランクフルトで開催のBest Book Design from all over the World 2022にて賞を受賞しました。

出版社:  Valiz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  32 x 24 cm
ページ数: 240ページ
状態:   新品
刊行年:  2021年
ISBN:   9789493246003

販売価格

5,500円(内税)

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