リクリット・ティーラワニット【Fear Eats the Soul】

リクリット・ティーラワニット(Rikrit Tiravanija 1961年 - )アルゼンチン・ブエノスアイレス出身、タイ王国の芸術家。1990年ごろより、宴や音楽鑑賞などをするための舞台や空間を構成するインスタレーション作品で知られる。観客とコミュニケーションをとるこの作品は、ニコラ・ブリオーの関係性の美学でも取り上げられている。2003年のベネチアビエンナーレ「Utopia Station」では、共同キュレーターを務めた。現在は、ニューヨーク、ベルリン、バンコクを拠点に活動を行う。

本書は、2019年9月から2020年3月にアメリカ・メリーランド州のGlenstone Museumにて開催された展覧会を機に2024年に刊行された書籍です。参加型インスタレーションを生き生きと記録した一冊。
30年以上にわたり、「コミュニティ」はリクリット・ティーラワニットの作品の中心となってきました。集団的な活動そして儀式に重点を置き、料理、会話、芸術制作などの要素を、実践によって提供される「経験」に組み込んでいます。
この展覧会も参加型インスタレーションで構成され、新鮮なスープ、可動式のTシャツ印刷工場、そしてチャールズ・グワスミーが設計した美術館内の建築全体に展開された落書きとそのプレゼンテーションから成ります。本書では、Molly Nesbit、 Okwui Enwezor、Gavin Brownのテキストを収録し、芸術家の概念的な基礎を明らかにしています。また、この展示に関わったスタッフの感想や提供されたスープのレシピ、そして展覧会で描かれた落書きの風景写真も収録されています。

出版社:  Glenstone Museum
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  24.7 x 17.5 cm
ページ数: 236ページ
図版:   カラー148点
状態:   新品
出版年:  2024年
ISBN:   9798987425404

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8,690円(内税)

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