オディロン・ルドン【As In Dream】

オディロン・ルドン(Odilon Redon 1840年 - 1916年)フランス・ボルドー出身の芸術家。フランスを代表する象徴主義の画家の一人。普仏戦争の前後にそのキャリアをスタートし、木炭とリトグラフの作品を制作(この頃の作品は「noirs」(ノワール)として知られる)。1884年にジョリス=カルル・ユイスマンスの小説「A rebours」(さかしま)で、絵画が取り上げられ有名になる。1890年代には、パステルと油彩の作品を制作し始め、1900年代以降は、以前の「noirs」スタイルからは完全に離れた。ヒンドゥー教や仏教の宗教と文化に強い関心をもち、作品にも現れるようになる。
作品は、シュルレアリスムの先駆けとも考えられている。

本書は、2007年1月27日から4月30日まで、ドイツ・フランクフルトのSchirm Kunsthalleにて開催の展覧会を機に刊行されました。
オディロン・ルドンは、若い同僚から1884年のSociété des Indépendants設立に招待されたとき、すでに40代で影の権威者でした。1913年のアーモリーショーで作品が発表されたときには、70代でした。その数年後にこの世を去りますが、彼の作品は、世界中のコレクションに収蔵されただけでなく、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、マティスなどの重要な芸術家たちに影響を与えました。
ルドンの作品は、暗くそして抽象性において、現代的である可能性が十分にあります。古代、キリスト教、自然界の人物やオブジェクトは、ときに虹色の雲のような濃い色彩に包まれ、謎めいた神秘的な効果を生み出しています。木炭画やリトグラフでは、人言の潜在意識、恐怖や悪夢を見せ、緊迫感と不気味さを帯びた象徴主義な作品を生み出しました。
彼は、モダニズムにおいて中心的な重要人物であり、印象派の方向性に影響を与えただけでなく、マルセル・デュシャン、シュルレアリスト、ジャスパー・ジョーンズなど、近現代の多くの芸術家に影響を与えたとされています。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  29 x 24 cm
ページ数: 335ページ
状態:   新品
その他:  カラー図版200点、白黒図版50点
刊行年:  2007年
ISBN:   9783039422036

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