メアリー・エレン・ソルト(Mary Ellen Solt 1920年 - 2007年)アメリカ合衆国・アイオワ州出身のコンクリート・ポエトリー詩人、エッセイスト、翻訳家、編集者。コンクリート・ポエトリーの初期の実践者として知られ、1960年代には、同運動のリーダーとなり、ウィリス・バーンストーンと共同編集して詩集「Conctete Poetry: A Wprld View」(1968)を刊行。
Iowa State Teachers College(現: The University of Northern Iowa)にてピアノと文学を学び学士号を取得、後にThe University of Iowaにて修士号を取得。「A Trilogy of Rain」(1970)や「The Peoplemover 1968: A Demonstration Poem」(1978)など詩集を刊行。花の詩は、国際的に展示されており、2022年のヴェネチアビエンナーレでも展示された。学術論文なども執筆し、国内外の大学でも教鞭を執った。

本書は、メアリー・エレン・ソルトの半世紀にわたる作品をまとめたものです。
コンクリート・ポエトリー運動における数少ないアメリカ人であり、そして稀有な女性の一人であるソルトは、影響力ある詩集「Conctete Poetry: A Wprld View」を編集し、運動の最前線に立ち、高く評価される批評家となりました。また、一連のビジュアル・ポエトリー「Flowers in Concrete」(1966)でも称賛されています。しかし、彼女の作品の多くはほとんど知られていないか、または、未発表となっていました。
ウィリアム・カルロス・ウィリアムズの表現法への叙情的な取り組みから、ビジュアル・ポエトリーとコンクリート・ポエトリーへの優れた進出まで、彼女の娘であるスーザン・ソルトが編集したこの書籍には、20世紀半ばの最も大胆な世界な詩の発展の中心にいた唯一無二の作家の詳細な記録をまとめています。中心には、「言葉と空間」の章にて、ソルトが思い描くコンクリート・ポエトリー、つまりタイポグラフィの正確さと視覚的な素晴らしさを紹介しています。

出版社：　　Primary Information
タイプ：　　ペーパーバック
言語：　　　英語
サイズ：　　 23.5 x 16.7 cm
ページ数：　240ページ
状態：　　　新品
その他：　　カラー図版33点、白黒図版30点
刊行年：　　2024年
ISBN：　　 9798988573692