ピエール・シャロー(Pierre Chareau 1883年 - 1950年)フランス・ボルドー出身の建築家・デザイナー。
フランス・パリのEcole des Beaux Arts ,ENSBAにて建築を専攻し、同地を拠点するイギリスの家具メーカー、ウェアリング＆ギローに勤務。建築家ベルナルと・ベイフィットとともに、サンジェルマン・デュプレに建設された、医師ダルザスの邸宅兼診療所ラ・メゾン・デ・ヴィーレ(「ガラスの家」)で知られている。自然素材に産業資材を組み合わセルなど、家具、照明、建築などにモダンなアプローチを試みた。
2016年、アメリカのThe Jewish Museumにて個展を開催。

本書は、2024年に復刊された、フランスの家具デザイナー兼建築家ピエール・シャローの多彩な創造性にスポットライト当てます。
シャローは、モダニズムの中心的な人物でした。彼の並外れたアール・デコ調の家具はコレクターを夢中にさせ、先見の明ある代表作「ガラスの家(メゾン・デ・ヴィーレ)」は賞賛されていますが、彼のデザインの才能の幅広さはほとんど探求されていませんでした。
シャローは、建築、美術、スタイルを結びつけ、前衛的な映画やシックな家のための家具をデザインし、ピカソやモンドリアンなどの芸術家の作品を収集し、材料の使用においても急進的な革新者でした。彼を詳しく紹介するこの書籍は、彼の卓越した技量と多彩な創造性を際立たせます。一流の学者によるエッセイは、発明の全容を網羅し、個々のプロジェクトの詳細な分析、作品の学際的な性質、ユダヤ人としての経歴、戦間期のパリの前衛芸術における彼の位置、そして近年の評価などをまとめています。
豊富な図版では、家具、建築、インテリア、ファブリック、壁紙、そして彼自身の重要なアートコレクションなどが掲載されています。

出版社：　 Jewish Museum
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　288ページ
サイズ：　　29.2 x 24.1 cm
状態：　　　新刊
その他：　　カラー図版285点
刊行年：　　2024年
ISBN：　　 9780300277852