ヨーゼフ・ボイス【Starting from Language: Joseph Beuys at 100】
ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys 1921年 - 1986年)旧西ドイツ出身の芸術家。独自の理論に基づく彫刻、インスタレーション、ドローイングなどの作品を制作、1960年代に現代アート・グループである『フルクサス』と接触してからは、アクションと呼ばれるパフォーマンス作品を数多く発表した。70年代以降は、アンディ・ウォーホルと並ぶ現代アート界のスーパースターとして注目されただけでなく、「社会彫刻」という概念のもと、「国際自由大学」の設立、「緑の党」への関与などアートの領域を社会活動にまで広げ、その活動は常に賛否両論を巻き起こした。また、デュッセルドルフ芸術アカデミーのボイスの教室からは、ゲルハルト・リヒター、ジグマー・ポルケ、アンゼルム・キーファーなど、後のドイツ美術を代表するアーティストが生まれた他、現在のアーティストにも多大な影響を与えている。 本書は、2021年にドイツ・ベルリンのHamburger Bahnhof - Museum fur Gegenwartにて開催された展覧会を機に刊行されました。 1985年にMunich Kammerspieleにて行われたヨーゼフ・ボイスの一連の講演「Lectures on one's own country: Germany」において、ボイスは、自身の作品を「from Language(言語から)」発展させたと述べています。彼は、言語を視覚芸術と同様に、あらゆる個人が身体的、知的、伝達的に社会の再編成プロセスに参加するための柔軟な素材と捉えていました。言語への探求は、沈黙から何時間にも及ぶ議論、動物の鳴き声から概念に関する正確な議論、難解な文章まで多岐にわたります。本書では各章に、「沈黙」、「音」、「概念」、「文章」、「謎」、「伝説」、「言語」というテーマを用いています。The Nationalgalerie、The Sammlung Marx、The Kupferstichkabinett、The Art Library of the Staatliche Museen zu Berlinから借用した彫刻、ドローイング、インスタレーション、映画、ポスター、資料などが掲載されています。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ペーパーバック 言語: 英語 サイズ: 27 x 21 cm ページ数: 208ページ 状態: 新品 その他: 図版300点 刊行年: 2021年 ISBN: 9783775750387
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