エゴン・シーレ【Last Years 1914 -1918】

エゴン・シーレ (Egon Schiele 1890年 - 1918年)オーストリア・ハンガリー、トゥルン・アン・デア・ドナウ出身の画家。グスタフ・クリムトの弟子であり、20世紀初頭を代表する表現主義の画家に位置付けられる。1906年にThe Kunstgewerbeschule in Vienaに入学、3年で去る。1907年より、クリムトを師事する。1907年から1909年までの初期作品には、クリムトとの類似点があり、アールヌーボーの影響も受けている。1908年に初個展を開催。美術学校を卒業後、装飾的なエロティシズムだけでなく、伸張や変形、性的開放性など人間の性も探り始めた。1910年作の”Kneeling Nude with Raised Hands”は、20世紀に制作されたもっとも重要なヌードアート作品とされている。

世界的に知られる画家エゴン・シーレの先品群は、わずか10年という短い期間で製作されましたが、中でも1910年から1913/14年ごろにかけて制作された主要な絵画や素描は広く知られています。これらの素描において、シーレは自身の感情状態を整理し、人物描写を通して一世代全体の内的な葛藤を表現しました。1914年以降の後期の作品は、初期作品とは大きく異なり、あまり知られていません。彼の線は、より計算され、流れるように、有機的になり、人物はより豊かで写実的になりました。振り返ってみると、1914年以降の個人的な変化や歴史的な出来事、つまり戦争の勃発、エディット・ハルムズとの結婚、そして軍隊生活の窮屈さは、彼の芸術作品に明らかに大きな影響を与えていました。
書籍では、図版約350点を掲載し、後期制作に焦点を当て紹介しています。

出版社:  Walther Konig
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28.6 x 24 cm
状態:   新品
ページ数: 336ページ
その他:  カラー図版362点
刊行年:  2025年
ISBN:   9783753308166

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