【Giancarlo de Carlo - Experiments in Thickness】(Everything without Contentシリーズ)

本書は、Office Kersten Geers/David van Severenのケルステン・ゲールスとダヴィッド・ファン・セーヴェレンが編集する「Everything without Content」シリーズの一つです。
デ・カルロが1960年代から1970年代にかけてウルビーノで建設した作品を紹介しています。それは、建築と都市計画におけるモダニズムの教義に挑戦した「Team 10」の論争に彼が関与していたことの影に隠れてしまっていた。8つの建物は、メドリシオのThe Academy of Architecture USIの学生によるドローイングで紹介されています。

建築は、そのイデオロギー的な存在意義が枯渇したとき、何が起こるだろうか?
「Team 10」の信条に縛られ、政治的そして社会的な活動に深く関わっていたジャンカルロ・デ・カルロは、より良い未来を信じる社会のために、善意をもって弛まぬ努力を重ねた。
そのプロジェクトの一つに、ウルビーノの新興学生のための街全体の開発計画があった。あの時代は過ぎ去ったが、建物は今もそこに残っている。現代の新自由主義へのリビジョニズムとシニカルな道徳主義の彼方に残っているのは、もはや称賛されることも非難されることもない、むき出しの建築だけである。
ウルビーノにおけるデ・カルロの作品は、モダニズムの余波を考えるための試金石となった。1970年代の二極化した議論のニュアンスを捉えることで、デ・カルロ自身がロマンティックな無政府状態から距離を置いていたことが明らかになる。

出版社:  Waltherr&Franz Konig
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  23.5 x 15.9 cm
状態:   新品
ページ数: 264ページ
その他:  カラー図版100点、白黒図版28点
刊行年:  2024年
ISBN:   9783753305783

販売価格

8,360円(内税)

購入数



新入荷!