ジヴィヤ・ソーマ・マシェ【Jivja Soma Mashe】
ジヴィヤ・ソーマ・マシェ(Jivja Soma Mashe 1934年 - 2018年)インド・テイン出身の芸術家。ワルリ族の芸術様式を広めたことで知られる。マハラシュトラ州ターネ地区のタラサリ・タルカのダマンガオン村に生まれ、11歳でカランピバダ村に移住。1970年代、それまでは儀式に使用されていたワルリ絵画を、日常を描く絵画として制作し始めた。国内での評価を皮切りに、国際的な前例のない評価を得て、芸術家として絵画を描く。1975年にインド・ムンバイのGallery Chemould, Jehangir Art Galleryにて初個展を開催。その後、欧州でも展覧会を開催。 本書は、ジヴィヤ・ソーマ・マシェを包括的に紹介する初めての書籍です。作品の質の高さにおいてソーマ・マシェは、ビル・トレイラーやフレデリック・ブリュリィ・ブアブレといった、形態や文化の多様性に対する理解を深める、他の傑出した謎めいた芸術家らと肩を並べる存在です。 彼は、ワルリの北150kmに移住していました。ワルリ族の人々は、アニミズムを信仰し、書き言葉のない言語を話します。人類の記憶が確かな限り、ワルリ族の女性たちは、小屋の壁に直接、儀式的な絵画や儚い絵画を描いてきました。ワルリ族は、円、三角形、正方形を基調とした極めて基本的な形象文字を発展させ、アミニズム文化を表現しています。そして、彼らの唯一神である地母神パルガッタを絵画の中心に据えています。 幼少期に母を亡くしたソーマ・マシェは絵を描くことに身を委ね、独自の作風を探求しました。その作風で、当初は同世代の人々から賞賛を集め、後には、地域、国内、そして国際的な権威からも称賛されるようになりました。1976年にはインディアラ・ガンディー本人から初めて国家賞を受賞しました。また、フランス・パリのポンピドゥーセンターでの「Magiciens de la terre」展(1989年)やカルティエ財団の30周年記念展(2014年)などで大きな注目を集めました。 出版社: 5 Continents Editions タイプ: ハードカバー 言語: 英語、フランス語 ページ数: 258ページ サイズ: 26.5 x 19.5cm 状態: 新品 その他: カラー図版150点 刊行年: 2016年 ISBN : 9791254600887
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