ドナルド・ジャッド【Early Works 1955-1968】
ドナルド・ジャッド(Donald Clarence Judd 1928年 - 1994年)アメリカ合衆国・ミーズリ州出身。20世紀を代表する画家・彫刻家・美術評論家であり、ミニマル・アートを代表するアーティストの一人でもある(ジャッド本人はこのムーブメントの作家として扱われることに否定的であった)。近代彫刻の新しい流れをもたらし、アルミニウムなどの産業素材を使用した彫刻作品を制作。 哲学を学んだ後、Rudolf WittkowerやMeyer Schapiroの元で美術史の修士号を目指し、またニューヨークのArt Students League of New Yorkの夜間学校にも参加した。1959年から1965年には、主要なアート雑誌に美術批評を書いた。画家・版画家としてスタートさせ、50年代には抽象表現主義に影響を受けた作品を制作、初個展も開催する。60年代に入ると立体作品へと手法を移行し、「スタック」シリーズや「スペシフィック・オブジェクト」と呼ばれる四角い箱を並べた作品などを展開。80年代には数々の建築プロジェクトを手掛け、建築論も展開。1968年、ジャッドは1870年にNicolas Whyteが設計した5階立ての建物を購入し、住居とスタジオとして使用した。 本書は、2002年に刊行されたジャッドの初期作品の作品を集めた展覧会時に同時刊行されたものになります。ジャッドは、1957年に初の個展を開催しその頃はまだ絵画作品を手がけていた時期になります。絵画への理解と空間の関係を考査しはじめ、現在代表作としてしられるミニマルな彫刻への重要な時代でもあります。カドミウムレッドの絵画からアルミニウムの彫刻や家具まで展示全体が御覧いただける写真と美しいデザイン装丁の書籍です。 出版社: Kunsthalle Bielefeld、The Menil Collection, Houston タイプ: ハードカバー 言語: ドイツ語 ページ数: 160ページ サイズ: 23.9 x 17 cm 状態: 新刊
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