トーマス・デマンド【Animations】

トーマス・デマンド(Thomas Demand 1964年 -)ドイツ・ミュンヘン出身のアーティストです。現在は、ベルリンとロサンジェルスに在住。写真家として知られていますが、ドイツ・デュッセルドルフ美術アカデミーでは彫刻を専攻しています。(同年代には、トーマス・シュッテも在籍)1993年頃より写真を使用し始めます。
社会的・政治的な出来事を題材に、紙を使用して実物大でその場面を作り上げ撮影するという手法を用いています。拾い上げたシーンは、精密に紙で再現されますが文字や記号等は排除されます。(例えば、エレベーターのボタンに通常かかれている階数や開閉など記号等はない)そこには、紙で造られた簡素化された世界が出現します。そして、それを撮影する。実際にあったリアルなシーンを誰かが撮影する、それがプリントされる、それを拾い上げ作る、撮る、プリントする。様々な要素のレイヤーが繰り返えされます。2012年、東京現代美術館にて日本初個展が行われました。

本書は、2013年にアメリカ・デモインアートセンターでの展覧会時に同時刊行された書籍になります。本題「Animations」の通り、写真作品ではなく映像作品のみが掲載された書籍になります。写真同様に紙で作られた場面が約2分から5分の映像作品が書籍化されたのは本書が初めてとなります。収録作品は、「Camera」「Yellowcake」「Pacific Sun」「Recoder」「Tunnel」「Rain/Regen」。写真評論家マイケル・フリードによるエッセイも含まれています。

出版社:  Des Moines Art Center
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、フランス語
ページ数: 143ページ
サイズ:  23.6 x 28.7 cm
状態:   新刊

販売価格

4,900円(内税)

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