ポール・マッカーシー(Paul McCarthy 1945年 - )アメリカ・ユタ州出身の現代アーティストです。現在は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動を行なっています。1969年にソルトレイクシティのユタ大学にてアートを、週末にはサンフランシスコのインスティテュートで絵画を学び、後の1972年には、映画・ビデオ・アートを別の大学で学びMFAを取得しています。
1969年頃より、映像・パフォーマンス・インスタレーションなどの複合的な表現を展開し、消費と身体の関係や文化的差異をブラックユーモアを用いた形態が特徴となっています。2014年にはパリの広場に展示された巨大なバルーン彫刻が話題となりました。
本書は、2012年7月から11月ドイツ・ベルリンのノイエ・ナショナルギャラリーにて行われた展覧会を元に2014年に刊行された書籍になります。「The Box」と題されたこの展示では、文字通りのBox(箱)が作品の形態として使われました。それは、このノイエ・ナショナル・ギャラリーがミース・ファン・デル・ローエ建築の箱の様な建物であったことからも面白い視点となりました。
マッカーシーは、このBoxに1970年代にカリフォルニアのパサデナにあった自身のスタジオを作り、3000点の日用品などの道具をお持ち込みBoxにスタジオ空間を作り上げました。そして、それは90度に回転させられギャラリーに配置しました。また、本書には1968年から2012年に制作された18点の作品が”Inside The Box is Another Box - A Compendium of Works by Paul MaCathy”として約70ページ渡って掲載されています。
【※こちらの書籍は、送料無料 (沖縄・離島は除く)】
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ
語
ページ数: 256ページ
サイズ: 31 x 21.4 cm
状態: 新刊