サイモン・スターリング【Nachbau】

サイモン・スターリング(Simon Starling 1967年-)はイギリス出身、現在デンマーク在住の現代アーティスト。90年代半ばより写真やインスタレーション作品の制作を開始します。2005年にはターナー賞を受賞。2011年広島市現代美術館にてスターリングの作品を本格的に紹介する個展が開催されました。
入念なリサーチにより問題点を洗い出し、アートを通して表現するスターリングの作品は、プロジェクトごとに作品形態が全く異なります。

本書は、2007年4月20日から7月1日までドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンのMuseum Folkwangにて開催された展覧会時に刊行されたアーティストブックになります。このMuseum Folkwang(フォルクヴァンク美術館)は、第二次世界大戦中のナチス政権下に、所蔵作品12000点もが押収され美術館も爆撃を受けた為、一時閉館となりました。戦後、作品の回収と収集を経て再開。コレクションは以前よりも大きくなり、1979年には写真部門創設、2007年には、デイヴィッド・チッパーフィールドによる新しい拡張建物が完成しました。その年、ターナー賞受賞者である現代アーティスト:サイモン・スターリングが記念的な作品「Nachbau」(再建)を展示。この作品は、新即物主義の主要なカメラマン:アルベルト・レンガー=パッチュの1929年から1933年に撮影された4つの博物館の写真を使用し、歴史的背景から現代の文脈へのアーカイブとしてのインスタレーション形式で展開されました。
2巻組みとなったこの書籍は、No.1がドイツ語、No.2が英語で書かれており、スリップケースに収められています。

出版社:  Steidl
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 138ページ
サイズ:  17.3 x 25.1 cm
状態:   新品
その他:  スリップケース入り

販売価格

2,100円(内税)

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