第一次世界大戦を機に、これまでの近代美術のあり方への反抗として、また20世紀の機械技術の発展とともに新たな価値観を形成する運動が起こった。これが、「ダダ」の始まりである。「ダダ」には、スイスを中心としたチューリッヒ・ダダ、ドイツを中心とするドイツ・ダダ、そしてアメリカを中心としたニューヨーク・ダダなどがある。芸術そのものを問いなおす、新たな価値観の開拓をめざした表現手法、コラージュ、フォトモンタージュ、レディ・メイド、オブジェなどがある。
本書では、Rudolf Kuenzliにより、歴史的な文脈からDadaを調査し、今日における重要な影響と反響がまとめられました。実験的な視覚作品や文学作品などが、約100点のカラー図版にて掲載され、それらの作品は、西ヨーロッパやアメリカのみならず、中東や日本、さらにはネオ・ダダにまで至っています。
また、テキスト資料は、International Dada Archiveやその当時に世界から発信されていた貴重な資料から提供されたものが掲載されています。
ダダの基礎書籍としてオススメの一冊となっています。
出版社: Phaidon
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 220ページ
サイズ: 29 x 25 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版100点