スターリング・ルビー(Sterling Ruby, 1972 - )ドイツ西部の街ビットブルクで生まれ、生後すぐにアメリカ合衆国に移り、現在はロサンゼルスに在住し作家活動を行っています。
ペンシルベニア、シカゴにてアートを学んだ後、カリフォルニア州パサデナのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインにて修士クラス在学時(2003 - 05)には、マイク・ケリーのアシスタントを経験しています。
コンセプチュアルなアートの文脈に対抗し、都市に偏在するグラフィティ・アートから強い影響を受け、作品にはしばしば、傷や汚れ、カモフラージュ、飛び散った模様などが見られます。
暴力性、欲望、個人の衝動と社会によるコントロール、ミニマリズムとアール・ブリュット等のテーマによって、アートを論理性から逃れる為の領域として捉え、彫刻、ペインティング、コラージュ、陶器、ビデオ、版画、大規模なインスタレーションなど様々なメディアを使用した作品を制作しています。
本書は、2015年にベルギー・ブリュッセルのギャラリーXavier Hufkensにて開催された、スターリング・ルビーの展覧会を機に刊行されました。2014年から2015年に制作されたボール紙によるコラージュ作品が掲載されています。太陽、月、重なりあう風景を彷彿とする抽象的な形が、鮮やかな原色で描かれました。また、最終の数ページでは、制作風景を捉えたモノクロ写真も収録。
出版社: Xavier Hufkens
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 80ページ
サイズ: 25 × 30 cm
状態: 新刊