ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys 1921年 - 1986年)旧西ドイツ出身の現代アーティスト。独自の理論に基づく彫刻、インスタレーション、ドローイングなどの作品を制作、1960年代に現代アート・グループである『フルクサス』と接触してからは、アクションと呼ばれるパフォーマンス作品を数多く発表した。70年代以降は、アンディ・ウォーホルと並ぶ現代アート界のスーパースターとして注目されただけでなく、「社会彫刻」という概念のもと、「国際自由大学」の設立、「緑の党」への関与などアートの領域を社会活動にまで広げ、その活動は常に賛否両論を巻き起こした。また、デュッセルドルフ芸術アカデミーのボイスの教室からは、ゲルハルト・リヒター、ジグマー・ポルケ、アンゼルム・キーファーなど、後のドイツ美術を代表するアーティストが生まれた他、現在のアーティストにも多大な影響を与えている。
弊店の【Specials:Joseph Beuys/ヨーゼフ・ボイス】でもご紹介しています。
ドイツ・ダルムシュタットのヘッセン州立美術館が所蔵する、世界最大のボイス作品コレクション『Block Beuys』。Block Beuysは、ダルムシュタットのアート・コレクターKarl Ströherによって、1967年に買収された作品で構成され、1970年にボイス自身が作品とショーケースを設置しています。 現在のBlock Beuysは、Ströherのコレクションがヘッセン州立美術館に移された1989年に開設しています。
『The Grauballe Man(1952)』『Virgin (1961)』『Scenes from the Deer Hunt (1961)』『Chair with Fat (1963)』『FOND II (1968)』『FOND III (1969)』の他、1964年から1967年にかけてのフェルト・オブジェクトなど重要な作品を含む、1942年から72年にかけての290点の作品が、7つの部屋に分けられて展示されています。
本書でも7つのスペースごとにモノクロの写真にて作品を紹介しています。ブロック・ボイスの写真集的な書籍です。
出版社: Steidl
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ語
ページ数: 255ページ
サイズ: 30.7 x 30.2 cm
状態: 新刊
その他: モノクロ図版