エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly 1923年 - 2015年)アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身の芸術家。20世紀から21世紀の同国を代表する画家の一人でもある。ジョン・ケージやマース・カニングハム、シュルレアリズムのジャン・アルプ、抽象彫刻のコンスタンティン・ブランクーシなどの影響なども受けた半立体的な絵画は、ギャラリーや美術館などの空間をも意識し、全ての色や形が機能する在り方へと表現形態を拡大し、簡素で自然な形と色彩の構成についての研究を重ね、第二次世界大戦後の抽象表現主義の代表的作家となる。幼少期は、人口の少ない村で過ごし、8歳になるころ祖母に連れていかれたバードウォッチングは彼が自然の中から美しい形を見つけるとても良い経験となった。その後は、鳥類学者についても興味を抱く。特にやジョン・ジェームズ・オーデュボンは、ケリーに大きな影響を与えた。ボストンの芸術学校で学び、パリ・ボザール美術学校にも足を運んでいる。
本書は、2003年にニューヨークで行われた展覧会時に同時刊行された書籍になります。「Matrix」と題された展覧会では、主に1999年から2002年に制作された作品が展示されました。作品は、半立体の絵画と屋外彫刻作品です。サイズはどれも大きなもので、簡素な形と鮮やかな単色の色使いが白いギャラリーに美しく展示されました。エッセイは、1949年から始まるケリーの制作についてから、特に50年代の創作についてふれたテキストが掲載されています。
出版社: Matthew Marks Gallery
タイプ: ハードカバー (スリップケース有り)
言語: 英語
ページ数: 90ページ
サイズ: 28 x 30cm
状態: 新刊