ヨゼフ・アルバース/モホリ=ナジ・ラースロー【Formulation: Articulation】

ヨゼフ・アルバース (Josef Albers 1888 - 1976年)ドイツ出身、後にアメリカへ移住。バウハウスにて学びまた自身もバウハウスで教鞭をとっています。その他に、アメリカのブラックマウンテンカレッジでも教鞭をとっていた。(ラウシェンバーグやトゥオンブリーも彼の授業を受けたそうです)
彼の絵画、一見するとただ四角形が重なっているだけに見えるかもしれません。しかし、絵の前で視点を動かすとその図形の奥行きはとたんに逆転し、色面が前進、後退の運動を繰り返します。遠近法(透視図法)的な空間と異なり、アルバースの作品は、色彩による錯視のメカニズムを利用して、空間を運動へと導くのです。彼は、錯視の効果が他の影響を受けないように、あえて直線を組み合わせた作品を制作しました。しかしその直線は、ずっと見ていても飽きない豊かな空間とリズムを持っているのです。ヨハネス・イッテンの色彩論は今でも美術/デザインの基礎とされていますが、アルバースのさらに一歩進んだ色彩理論を展開しています。

本書は、2006年にYaleUniversityから刊行された書籍になります。このモダニズムの美しい書籍は、ヨゼフ・アルバースとモホリ=ナジ・ラースローの二人の革新的な作品をフューチャーしました。ライン、色、テクスチャ、光、形は、それぞれアルバースとモホリ=ナジが、1930年から視覚的なアートによる言語化を研究してきました。バウハウス時代からのこの壮大な研究は、40年以上にも及んでいます。ここに初めて彼らの功績を紹介した書籍を誕生させました。コラージュ、ファラス、動く彫刻、写真、フィルム、家具、グラフィックデザインなど多くの分野に影響を与えている重要な軌跡をたどった書籍です。

出版社:  Yale University press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 192ページ
サイズ:  27.9 x 23.5 cm
状態:   新刊

販売価格

4,100円(内税)

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