ナム・ジュン・パイク【Global Groove 2004】
ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik 1932年 - 2006年)韓国・ソウル出身の韓国系アメリカ人。20世紀を代表する芸術家の一人です。ビデオアートの先駆者。 1950年、朝鮮戦争の戦下を逃れ、家族と共に日本へ移住。東京大学文学部にて音楽美学を学び、1956年に卒業と共にドイツへ留学。1958年ドイツ・ケルンの西ドイツ放送協会の電子音楽スタジオに勤務。この頃より、ジョン・ケージやヨーゼフ・ボイスらと出会い、音楽と美術の両方へと興味を持ち始め、1961年には前衛美術家グループ:フルクサスのメンバーとなりました。1963年に開催された初個展では、「音楽の展覧会 - エレクトロニック・テレビジョン」と題したテレビを使用したインスタレーションを展示。ビデオ・アートの最初の展示となりました。その後も、日本の阿部修也と共に「ロボットK - 456」を制作。1984年には、ここ日本の東京都美術館にて回顧展を開催。1988年には、イギリス・ロンドンのヘイワード・ギャラリーにて「ロボット家族」を発表。1993年ヴェネチア・ビエンナーレでは、ハンス・ハーケと共に金獅子賞を受賞。 本書は、2012年に閉館した、ドイツのグッゲンハイム・ベルリンで2004年に行われたパイクの展覧会『Global Groove 2004』をまとめた一冊となります。 この展覧会では、パイクの初期作品の一つである「グローバル・グルーブ」(1973年)を取り上げ、「Global Groove 2004」と題し、この世界的な1960年代後半から1970年代のビデオ作品 であるThe single channel works 9/23 Experiment David Atwood (1969)、 Suite 2112 (1977)、Merce by Merce by Paik (1975-78)をJohn Cage、Merce Cunningham 、Allen Ginsbergらとコラボレーションし、再編し直しました。書籍には、スチール写真やタイムテーブル、パイクによるレポートなど242点の図版が掲載。John G. Hanhardtによる「Paik for TV and Video: Grobal Groove」、Caitlin Jonesによる「Escape From Videoland」、Anja Osswaldによる「Grobal Groove Shot Analysis」など3つのエッセイも収録。 出版社: Deutsche Guggenheim Berlin タイプ: ペーパーバック 言語: 英語 ページ数: 148ページ サイズ: 23.5 x 20.2 cm 状態: 新刊 その他: 図版242点(カラー82点)
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