アルネ・ヤコブセン【Designing Denmark】

アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen 19092年 - 1971年)デンマーク・コペンハーゲン出身の建築家/デザイナー。モダニズム様式の代表的な人物の一人でもある。特に家具デザインにおいては、1950年以降に製作された「エッグチェア」や「セブンチェア」などが現在でも多くの人に愛されている。
客船の旅客係として働いたのち、1924年にデンマーク王立アカデミーにて学び、1925年のパリ万博のデンマーク・パビリオンの椅子設計に参加。1929年には、フレミング・ラッセンと共にコンペ用にモダニズム様式の未来の家を発表。1930年代には、リゾート型複合住宅「ベラヴィスタ集合住宅」など大規模なプロジェクトを手開ける。第二次世界大戦中は、スウェーデンへ亡命。終戦後の1952年に「アントチェア」を発表し、家具デザインのスタイルが確立される。1971年に着工したデンマーク国立銀行が遺作となった。(ユダヤ系デンマーク人の両親の元に生まれる。アルネ・イミール・ヤコブセン)

20世紀で最も影響力のある建築家/デザイナーの一人、アルネ・ヤコブセンの世界を探る一冊。
象徴的な椅子で知られるヤコブセンは、熱心な写真家であり画家であり、芸術の世界にも関わりそこで建築のインスピレーションと新しい方法を見出しました。
本書は、これまで知られていなかったヤコブセンの人生と作品の両方の側面に踏み込んだ、これまでで最も包括的なモノグラフです。書籍では、芸術が彼の仕事と私生活の両方で重要な役割を果たし、彼が戦後のヨーロッパの前衛芸術の中心にいたことを明らかにし、創造的な生活にスポットあて、ヤコブセンをモダニズムの異端者である従来の見方に意義を唱え、既存の美学を変革するために材料と密接に関わった創造的な革新者として位置付けています。
また、彼がデンマークと北欧の社会福祉領域における美学を定義する上で、重要な役割を果たした経緯も調査しています。美しいデザインの本書には、椅子、テキスタイルデザイン、水彩画、照明器具、建築模型など、有名作品とあまり知られていない作品が紹介されています。さらに、彼自身と数多くのデザインのこれまで公開されていなかった何百枚ものプライベート写真が掲載されています。

出版社:  Aarhus University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 260ページ
サイズ:  31.4 x 24.4 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版260点+白黒図版
刊行年:  2024年
ISBN:   9788775972906

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13,200円(内税)

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