シェイラ・ヒックス【a little bit of a lots of things】

シェイラ・ヒックス(Sheila Hicks 1934年 - )アメリカ合衆国・ネブラスカ州出身の芸術家。世界中の織物文化に着目し、様々なスケールの作品を制作。ミニムと呼ばれる小さな手織り作品や壁掛け、「The Evolving Tapestry: He/She」(1967-1968)のような繊維の塊など多岐にわたる。大型のインスタレーションや企業委託の作品も制作。1960年代から70年代のファイバーアート運動の中心人物の一人でもある。
幼少期は、父親の影響で多様な場所で過ごした。この生活を「素晴らしい移住生活」と表現し、自身の制作を特徴付けるものとしている。また、「Textile is a universal language. In all of the cultures of the world, textile is a crucial and essential component」と述べ、テキスタイルの探究を深めている。
イェール大学にてヨゼフ・アルバースに師事、絵画を学ぶ、アルバースの著書「配色の設計」は、色彩研究の新たなアプローチの先駆けとなり、ヒックス自身の作品に永続的な影響を与える。

本書は、2023年2月4日から5月4日まで、スイス・サンクトガレンのKunstmuseum St.Gallenにて開催の展覧会を機に刊行されました。
シェイラ・ヒックスは、ウール、リネン、シルクを主要な素材として用い、伝統的なテキスタイルアートの発展に貢献してきました。彼女の作品は、色彩、フォルム、素材を斬新な方法で融合させていきます。テキスタイル・コンセプチュアル・アートの先駆者として、60年以上にわたって、繊細に織られた小さな作品から、芸術の可能性に新たな視点を切り開く巨大なインスタレーションまで、独自の視覚言語を発展させてきました。
この書籍には、Kunstmuseum St.Gallenでの展示風景写真に加え、キュレーターRob Storrとの対談、Gianni Jetzerによるエッセイが収録されています。また、同美術館で開催されたマスタークラスの記録と未発表の写真も収録されました。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、ドイツ語
サイズ:  22 x 15.6 cm
ページ数: 264ページ
状態:   新品
その他:  図版500点
刊行年:  2024年
ISBN:   9783775759786

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