ジョセフ・コーネル【Joseph Cornell’s Dreams】

ジョセフ・コーネル(Joseph Cornell 1903年 - 1972年)アメリカ合衆国・ニューヨーク州ナイアック出身の芸術家。アッサンブラージュの先駆者の一人としても知られている。代表作である「箱」は、ガラスで閉じられた箱に写真や骨董、標本、書籍の1ページなどを配置し、ノスタルジックで物語性のある作品。マサチューセッツ州の学校へ進学、卒業はしていない。母と弟と共部木造の小さな家に住みながら制作を行い、弟が助手をしていた。自身の芸術は、シュールレアリスムとは別のものだと考えていた。アッサンブラージュの他に前衛的な実験映画の制作も行う。日本ではDIC河村記念美術館にてコーネルの7つの箱を見ることができる。

ジョセフ・コーネルの作品は、夢幻的なクオリティで知られています。
多くの人が、コーネルの箱の作品が持つ不思議な力を言葉で表現しようと試みてきましたが、しばしば無駄に終わりました。コーネルの箱の作品は、おもちゃのような構造でありながら、遊び心とユーモアは深い憂鬱と孤独に根ざしています。
「Slot machines of visions」とオクラビオ・パスは言いました。そして、コーネル自身も、子供たちが自分の作品に反応することを楽しんでいたと言われています。おそらく、コーネルの箱を鑑賞する準備として、偏見のない心を持つこと以上に良いものはないからでしょう。キャサリン・コーマンは、スミソニアン博物館のArchives of American Artに保管されている、コーネルが生涯にわたり書き綴った膨大な日記を詳細に調べ、この芸術家自身の夢を探しました。彼女が見つけたのは、一瞬の閃きのようなイメージと短く謎めいた啓示の物語でした。つまり、コーネルの箱を言葉で表現したものだったのです。
メアリー・アン・カウズは、1993年にコーネルの日記の大部分を編集し、Thames & Hudsonから出版しました。これは、現在もコーネル研究にとって貴重な資料となっています。
本書は、新たに刊行された短い巻です。コーネル研究に詩的な彩を添えるものであり、未発表の文章を収録しており、コーネルに関心を持つ人々にとって欠かせないものとなっています。また、彼の魔法の箱と同じくらい、初心者にとっても興味深く神秘的な内容となっています。

出版社:  Exact Change

タイプ:  ペーパーバック

言語:   英語

ページ数: 160ページ

サイズ:   20.3 × 15.2 cm

状態:   新刊
刊行年:  2007年
ISBN:   9781878972415

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2,970円(内税)

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