クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski 1944年 - )
フランス・パリ出身のアーティストです。「生と死」「不在」という概念をテーマに作品を制作し続けているフランスを代表するアーティストの一人でもあります。1985年以降に制作の始まった、祭壇のような舞台にアウトオブフォーカスの肖像画、それを履かない飾り電球で照らしたインスタレーション作品は、世界各地で展示され、ホロコーストという歴史的な大罪を強烈に意識させる作品となった。
1968年に短編映画と彫刻作品を用いた初個展をパリのラヌラグ劇場にて開催。1972年にはドイツ・カッセルのドクメンタ5に招待され、「D家のアルバム1939-1954」を展示。1984年にポンピドゥー・センターにて大規模な回顧展を開催。ここ日本では、1990年に水戸芸術館にて初個展を開催。2000年、2003年、2006年には、「大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ」に参加。
2006年から2007年にかけて、ドイツ・ダルムシュタットのInstitut Mathildenhöheにて行われた、大規模な展覧会に合わせて出版された書籍となります。本書は、アーティスト自身との緊密な協力のもとに制作され、背の高いホールなどを利用した、サイトスペシフィックなインスタレーション作品が、ボルヘス、ベケット、カントル、カフカのテキスト、展覧会をディレクターであるRalf Beilによるインタビュー、エッセイのほか、ボルタンスキーのバイオグラフィーなどが、スタジオ風景や絵画作品など、随所に様々な写真資料が共に収録されています。
ダストカバーに傷など、経年の様子が見られます。見開きに僅かにテープ跡、書籍内部にうっすらと焼けがございます。
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 156ページ
サイズ: 28.5 x 22.5 cm
状態: 中古品