ウェイン・ティーボー(Wayne Thiebaud 1920年 - )アメリカ合衆国・アリゾナ州メサ出身の画家です。口紅、スウィーツ、ペンキ缶など日常にある物を色鮮やかに描いた絵画で知られています。初期作品は、1950年代から1960年代に描かれ、ポップアートよりは以前から大衆文化を対象とした作品を制作しており、最初のポップアート・アーティストの一人でもある。高校時代には、ウォールトディズニースタジオでアルバイトをし、ロサンゼルスのFrank Wiggins Tarde Schoolで学ぶ。1938年から1949年までは、カリフォルニアとニューヨークにて漫画家、デザイナーとして職についた。1951年にはカリフォルニア州立大学にて学士号、翌年には修士号を取得。1960年には教職に就く。1962年にポップアートが提唱され、一躍知られる存在となる。また、この頃より版画の制作も開始。教職には、1991年まで留まり、多くのアーティストを世に送り出した。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。
本書は、2018年5月18日から9月23日にアメリカ・ニューヨークのThe Morgan Libray & Museumにて開催された個展を機に刊行された書籍です。パイやアイスクリームコーンの美味しい絵で最もよく知られるティーボー、彼は1940年代から漫画家としてキャリアをスタートさせた頃より、大変熱心な製図職人のようです。本書では、約90枚のドローイングが掲載されています。編集にはアーティスト本人が携わり、パステルや水彩画、木炭画など生涯にわたるドローイングへの取り組みを最初に取り上げた重要な出版物でもあります。
(日常の物だけでなく、デリカウンターや人物、サンフランシスコなどの日常風景などを描いたものも含まれています)
出版社: Thames & Hudson
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 160ページ
サイズ: 25.4 x 20 cm
状態: 新刊