マーク・ロスコ【Paintings on Paper】

マーク・ロスコ(Mark Rothko 1903年 - 1970年)ロシア北西部(現ラトビア共和国)出身の芸術家。1913年にアメリカ合衆国に移住。ジャクソン・ポロック、バーネット・ニューマン、ウィレム・デ・クーニングらとともに、抽象表現主義の代表的な画家の一人でもある。イエール大学にて心理学を学び、後にパーソンズ美術大学にてデザインを学ぶ。デザイナーや彫刻コースの教員などを経て、1933年に水彩画とドローイングの初個展を開催。1940年より、神話や現代人の精神性に興味を持ち、それらから影響を受けた独自の抽象画を生み出した。日本ではDIC川村記念美術館にて、「シーグラム壁画」と呼ばれる壁画シリーズ7点を観ることができる。

本書は、2023年11月19日から2024年3月31日にNational Gallery of Art, Washigtonと2024年5月16日から9月22日にThe National Museum of Art, Architecture and Design, Osloのアメリカ合衆国の二つの美術館を巡回した展覧会を機に刊行されました。
マーク・ロスコの紙に描かれた絵画への啓示的な探求は、20世紀の傑出した芸術家に対する私たちの理解を一変させます。
ロスコは、キャンバスに描かれた聳え立つような抽象画で知られています。喜び、絶望、エクスタシー、悲劇は、彼が輝かしい作品で表現しようとしたテーマの一部分です。世界で知られる画家の一人ですが、彼が生涯で、1000点以上の紙に描かれた絵画を制作したことを知る人は、ほとんどいません。ロスコは、これらの絵画を予備研究ではなく、それ自体が完成した絵画と見做していました。
これらの注目すべき絵画は、初期の具象的な主題やシュルレアリストの作品から、知られた作品やしばしば記念碑的なスケールで製作されるエッジの柔らかな長方形の作品まで多岐にわたります。
これらの作品は、絵画の定義に対する私たちの予想や、ロスコとその経歴に関する一般的な考え方に疑問を投げかけます。
書籍では、美しい多数の図版を掲載し、著者Adam Greenhalghが、この作品がこの芸術家の需要、評判、成功を果たした役割を辿ります。40年振りにロスコの紙の作品を紹介した展覧会に付随した書籍であり、Greenhalghと彼のチームがロスコのカタログレゾネのために行った重要な調査に基づいて、まとめられた一冊です。


出版社:  Art Institute of Chicago
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 200ページ
サイズ:  27.9 x 22.2 cm
状態:   新刊
その他:  図版124点
刊行年:  2023年
ISBN:   9780300266474

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