ジョエル・スターンフェルド【On This Site】
ジョエル・スターンフェルド(Joel Sternfeld, 1944 - )アメリカ合衆国の写真家。 スティーブン・ショア、ウィリアム・エグルストンらと共に、「ニュー・カラー・フォトグラフィー」と呼ばれる写真家の一人です。 1970年代、カラーフィルムが一般に普及しましたが、モノクロ中心だった写真表現の世界ではカラーフィルムは使用されていませんでした。その中で、スターンフェルドは色を重要な要素とし、ヨハネス・イッテンや、ジョセフ・アルバースの色彩論を学んだ後、1970年から大判カメラによるカラー写真を撮り始めました。彼はカラー写真の先駆者としてだけでなく、技術や姿勢でも大きな影響をあたえ、ドイツの写真家であるアンドレアス・グルスキーも影響を受けた一人と言われています。 その作品はNYのMoMAや、ロサンゼルスのゲティ・センターなどが所蔵しています。また、2回のグッゲンハイム奨学金や、ローマ賞を含む、数多くの賞を受賞しています。 本書は、1993から1995年にかけて、スターンフェルドがアメリカ合衆国を巡り撮影した、50の悪名高い犯罪現場の写真を収めたものとなります。収められているのは、普通の場所の写真です。しかしそれらは、悲劇の後に残された普通の風景であり、それらの隠された物語は不穏ながらも目には見えません。各写真には、その場所で起こった犯罪を説明するテキストが付属しています。 スターンフェルドはこう語っています。 「表面や外見にの向こうに隠れて存在しているものを、決して知ることは出来ないと(この作品制作の)経験によって何度も思い知りました。私たちが場所から感じることや、私たちの風景写真への理解は、必然的に限られており誤読に満ちたものなのです。」 ※こちら書籍は、出版元在庫切れの希少書籍となります。 ※表紙に少々スレ傷、汚れ等がございますため、割引価格での販売となります。 8,300円 → 6,600円(20%Off) 出版社: Steidl タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 25.4 × 30.2 cm 状態: 新刊
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