アンドリュー・ワイエス 【Life and Death】

アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth, 1917年 - 2009年)アメリカ合衆国・ペンシルベニア出身。同国のリアリズムを代表する画家であり、また国民的芸術家。著名な挿絵画家であった父親から絵画を学び、「そこにあるものを正確に描写すること」、次に「そこにはないものを『存在している』ように描写すること」を特に教えられたと言われている。人物画や風景画は、制作の際に入念なドローイングと水彩画の下絵を経て描き出され、時として写真と錯覚される程、非常に写実的な描写を特徴としている。また、絵全体の色彩のバランスがとても美しく、彩度を押さえたセピア調の色彩の中にも、ブルー・グリーン・イエローなど様々な色味を感じさせる。

本書は、近年、発見されたワイエスの後期の作品となる、1990年代初頭に鉛筆で描かれたドローイングを初めて紹介しています。晩年、芸術家が意識し始めた「死」。自身の葬儀を想像し、生と死を探究した作品です。この書籍ではその重要性を探っています。
また、1960年代以降のアメリカのアートシーンで発展した、モータリティとポートレートについて、デュアン・マイケル、アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ウォジナロビッチ、ジョージ・トゥーカー、ジャイナ・チェッペ、マリオ・ムーアなどの作品を交えて解説しています。
特に2020年のパンデミック以降、私たちは普遍的な死について考えることとなりました。ワイエスの描いたこのシリーズは、喪失、悲しみ、脆弱性そしてモータリティについて取り組んでいます。

出版社:  Delmonico Books/Colby College Museum of Art
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:   26.4 x 21.2 cm
状態:   新品
ページ数: 144ページ
その他:  カラー図版100点
刊行年:  2022年
ISBN:   9781636810348

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6,380円(内税)

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