オーギュスト・ロダン/ブルース・ナウマン【Rodin/Nauman】
オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin 1840年 - 1917年)フランス・パリ出身の彫刻家。19世紀を代表する彫刻家の一人であり、彫刻史に新たな道を開いた人物として「近代彫刻の父」と称されている。幼少期に工芸学校に入校し、後にエコール・デ・ボザールへの入学を試みますが叶わず、室内装飾職人として働く。姉の他界を機に、神学の道を志しますが美術の道を続けること選択し、動物彫刻の大家であるアントワーヌ=ルイ・バリーへ弟子入りし影響を受ける。装飾職人として、ベルギー滞在後、彫刻家として評価を得た「青銅時代」を制作。1880年にダンテの「新曲」内に登場すつ「地獄の門」の制作依頼を受け、この大作に取り組む(途中で依頼は白紙となり、その後自身の作品として制作を継続)。1889年に、その一部を抜き出した「考える人」制作。その他、生涯で数多くの彫刻作品を制作した。 ※フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(Francois-Auguste-Rone Rodin) ブルース・ナウマン(Bruce Nauman 1941年 - )アメリカ・インディアナ州出身の芸術家。 作品は、彫刻、写真、パフォーマンス、ビデオアート、インスタレーション、パフォーマンスなど作品形態は多様である。ヴィトゲンシュタインの後期思想に刺激を受け、哲学探究で語られる言語ゲームの引用が見られる。また、前衛音楽からの影響もある。1960年から1964年に、The University of Wisconsin Madisonにて数学と物理学を学ぶ、1965年から一年間はThe University of California, Davisにてアートを学ぶ。1966年にカリフォルニア州に移住し、自身のスタジオを開設。同年、ロサンゼルスにて初個展を開催。1968年にはヨーロッパでも個展を開催。後にカリフォルニア、ニューメキシコなどに拠点を移し、1992年にドクメンタにビデオ作品にて参加。1999年のヴェネチア・ビエンナーレにて金獅子賞受賞。2004年、高松宮殿下記念世界文化賞・彫刻部門を受賞。同年、テート・モダンのタービンホールにて展示。1960年代後半より、多くの作品を制作し、現在も多くの世代に影響を与えるアーティストの一人である。 本書は、2019年11月20日から2020年1月26日まで、ドイツ・ザールブリュッケンのSaarlandmuseum Moderne Galerieにて開催された展覧会を機に刊行されました。 ロダンとナウマンの間には、約1世紀の隔たりがあります。しかし、両者は革新的かつ急進的なアプローチを追求した彫刻家として、歴史の系譜で結びついています。実践を変えただけでなく、一般的な概念を根本的に変えた彼らの芸術への関心と戦略には近しいものがあります。書籍では、この二人の芸術家の作品が並行して掲載されています。 出版社: Stiftung Saarlandischer Kulturbestitz タイプ: ハードカバー 言語: 英語、ドイツ語 サイズ: 24.5 x 18 cm 状態: 新品 ページ数: 227ページ 刊行年: 2019年 ISBN: 9783932036996
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