ジェイ・デフェオ【Photographic Work】

ジェイ・デフェオ(Jay Defeo 1929年 - 1989年)アメリカ合衆国・ニューハンプシャー州出身の芸術家。
1950年代、サンフランシスコのビートシーンの中心的な人物の一人。絵画、ドローイング、コラージュ、写真など多様な作品を制作。 The University of California, Berkeleyにて学び、1951年に修士号を取得後、フェローシップを取得し、ヨーロッパと北アフリカを訪れた。イタリア・フィレンツェに6ヶ月定住し抽象表現主義とイタリア建築に影響を受け、アジア、アフリカ、先史時代の美学に着想を得た最初の大型絵画作品を制作。1959年には、サンフランシスコで大規模な個展を開催。その後、ニューヨーク近代美術館の「Sixteen Americans」展の一人として取り上げられた。特に、8年の歳月をかけて制作された実験的な絵画と彫刻作品「The Rose」が知られている。1970年代には、写真などの新しい手法や素材に着し、新たな作品を制作。紙、プラスチック、オブジェなどのコラージュなどの作品を絵画に取り入れた。1981年には、Mills Collegeにて教鞭を執る。2012年、ホイットニー美術館が回顧展を企画。

本書は、伝説的で影響力のある芸術家、ジェイ・デフェオの150点を超える写真作品を掲載した一冊です。
その多くは未発表のものであり、ほとんどがアーティストが実際にプリントしたサイズで複製されています。1966年に記念碑的な傑作「The Rose」を完成させた後、活動の中心であるサンフランシスコからカリフォルニア州マリン群の小さな家に移ったデフェオは、カメラを使い、集中的で厳密な探索を始めました。1970年代のほとんどの間、彼女はカメラを見て考えるツールとして使用し、暗室で多くの白黒写真を制作しました。実験的な写真技術を用いて、アトリエのドキュメンタリー風の写真や制作中の絵画と共に、それらは並外れた芸術的な写真作品となりました。コンタクトシートで確認できるように、多くの場合、一つのオブジェクトに対して複数のビューが表示され、彼女がレンズを使ってどのように見ていたのか、スケッチしたのかが明確になっています(本書にもコンタクトシート掲載)。
Hilton Als、Judith Delfiner、Corey Keller、Justine Kurland、Dana Miller、Catherine Wagnerによるエッセイを収録、デフェオの遊び心と謎めいた写真作品の豊かな物質性、彫刻的なレイヤー、幻想的な仕掛けを灌漑し、大胆で実験的な作品を多数掲載。

出版社:  Delmonico Books/The Jay Defeo Foundation
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  31.3 x 25.5 cm
状態:   新品
ページ数: 232ページ
その他:  クロス装丁、カラー図版29点、白黒図版166点
刊行年:  2023年
ISBN:   9791636811116

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13,200円(内税)

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