ルーチョ・フォンタナ【The Conquest of Space】

ルーチョ・フォンタナ ( Lucio Fontana 1899年 - 1968年 )アルゼンチン・サンタフェ州出身。イタリアを代表する20世紀の芸術家。空間主義(Spazialismo)運動の創始者でもある。ルイージ・フォンタナの息子。人生の最初の数年間をアルゼンチンで過ごし、1905年から1922年まではイタリアへ戻り、同地で父と共に彫刻家として働きその後独立する。1926年に、アルゼンチンのアーティストグループNexusの最初の展覧会に参加。1927年に再びイタリアへ戻り、1928年から1930年までAcademia di Breraの彫刻家Adolfo Wildtの元で学ぶ。その後10年は、イタリアとフランスを巡り、抽象表現主義の画家らと交流する。1935年には、パリのAbstraction Creation協会に参加し、1936年から1949年までは、セラミックとブロンズの表現主義の彫刻を制作。1939年には、ミラノの表現主義グループCorrenteに参加。1940年、アルゼンチンに戻りブレノスアイレスにて、Altamira Avademyを仲間と設立。ミラノに戻り、空間主義についてのマニフェストを作成。建築家と協力し、戦後の都市再建の取り組みの一環として建物の装飾に携わる。1948年には、最初の”Spatial Enviroment”を展示。翌年には、シリーズを制作。1951年には、ネオン管を用いら環境芸術作品を制作し、トリエンナーレの会場に設置。1966年には、第33回ベネチアビエンナーレで大賞を受賞。

本書は、フォンタナの革新的な空間の捉え方をまとめた一冊です。
激しい縦に切れ目の入ったモノクロームのキャンバスの象徴的な作品が有名なイタリアの芸術家ルーチョ・フォンタナは、20世紀の最も重要な前衛芸術家の一人であり、現在も芸術家、デザイナー、建築家に影響を与え続けています。書籍タイトル「The Conquest of Space」は、イタリア語で「Cncetto Spaziale」。彼の考える空間の概念は、この有名なキャンバスの作品だけでなく、彫刻、ジュエリー、イスタレーションにまで及んでいます。
フォンタナにとって視覚芸術、建築、デザインに基本的な違いはなく、双方に行き来し、空間の概念の分野による制限を取り払いました。浮かぶ彫刻とネオンライトによる空間的なインスタレーションを制作し、建築家/デザイナーらとのコラボレーションした最初の資格芸術家の一人でした。書籍では、100点の図版にてそれらの作品を掲載しています。

出版社:  Nai010
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、オランダ語
ページ数: 176ページ
サイズ:  24 x 17 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版100点
刊行年:  2022年
ISBN:   9789462086616

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