ウォルフガング・ライプ【Crossing the River】
ウォルフガング・ライプ(Wolfgang Laib 1950年 - )ドイツ・メッツィンゲン出身の芸術家。東洋的思想を追求し、牛乳や花粉を用いた彫刻作品やインスタレーションで知られている。 幼少期より、友人を介して東洋思想(タオイズムや仏教)に興味を持つ。1968年にティービンゲン大学の医学に入学、1974年に博士号を取得するが芸術家に転身。1975年に初めてミルク・ストーンを発表。1977年には、代表作の一つでもある花粉を使用した作品の制作を始める。1982年位は、ヴェネチアビエンナーレにドイツ館代表として参加。ドクメンタにも参加歴がある。2013年には、ニューヨーク近代美術館で展覧会を開催。2015年には、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。 ライプの作品は、自然との深い関係と単純/単一であるという特徴を持っています。そして、今日もその周期的な作品は制作されています。 1970年代に若い医学生としてインドを訪問し、ライプは人が大きな全体の一部として見るという考え方に触発されました。それ以来、彼はこのアート作品を制作し始めた後も、この生き方に従っています。花粉、ワックス、ミルク、米などの自然素材の選択とそれらをシンプを非常に縮小された視覚言語の使用に現れています。 この書籍は、2022年3月19日から7月31日までスイス・クールのBundner Kunstmuseumにて開催された展覧会を機に刊行されました。空間を埋め尽くす何千粒もの米の山で制作された、大きなインスタレーション作品が展示されました。主要な主食の一つである米は、生命力の象徴であり、わたしたちが生きていくための基本となるものでもあります。この作品の制作プロセスは、本書内にて明らかにされています。また、ライプと建築家ピーター・ズントーによる対談も収録されています。 出版社: Lars Muller Publishers タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 30 x 24 cm ページ数: 80ページ 状態: 新品 その他: 図版23点 刊行年: 2022年 ISBN: 9783037786963
5,830円(内税)
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