リチャード・セラ&コンスタンティン・ブランクーシ【Sera Brancusi】
リチャード・セラ (Richard Sera 1938年 - )アメリカ・カリフォルニア州出身。アメリカを代表する彫刻家の一人。公共の場に突如現れる荒々しい表面を残した鉄の塊など建築的なスケールで公共彫刻作品を展開している。 1961年から64年にイェール大学にて絵画を専攻し、ヨゼフ・アルバースに学ぶ。この頃、ロバート・ラウシェンバーグ、アド・ラインハルト、フランク・ステラに出会う。その後1年間パリに留学、1966年にイタリア・ローマにて初個展を開催。最も知られた作品は、1981年にニューヨーク・マンハッタンにて展示された巨大な鉄板を曲げた「傾いた孤」。ここ日本では、1970年に東京ビエンナーレに参加、上野公園に大きな杉の木を植えそこに鉄の輪をはめ込んだ「場の彫刻」が展示された。 コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi 1876年 - 1957年)ルーマニア・ゴルジュ出身。彫刻家、画家、写真家。モダニズムの先駆者的な存在であり20世紀を代表する彫刻家の一人でもある。代表作は「空間の鳥」「無限柱」。実業家の支援によりクラヨバ美術工芸学校へ入学し、1989年に卒業後はブカレスト美術学校へ入学し彫刻を学ぶ。その後は、ドイツ・ミュンヘンやフランス・パリへ向かい、ロダンの元でも学ぶ。その後、「祈り」や「接吻」などを制作。1913年には、アメリカで最初の現代美術展やアーモリーショーに参加し、人気を博した。フランス・パリのポンピドゥセンターには、ブランクーシのアトリエを忠実に復元したレンゾピアノ設計の建物がある。 本書は、2011年5月22日から9月21日にスイス・バーゼルのFoundation Beyeler、2011年10月8日から2012年4月15日にスペインのビルバオのGuggenheim Museumにて開催された展覧会を機に刊行されました。この書籍は、コンスタンティン・ブランクーシとリチャード・セラの精力的な作品に捧げられています。中心にはブランクーシの35点の彫刻作品を置き、それらの画期的なコンセプトから形の本質について調査されました。約40年のあいだに制作された大理石、ブロンズ、木、石膏の模範的な作品を紹介し、特定のテーマのグループを形成しました。彫刻の本質というテーマの基、可能性や根本的な問題を取り上げ、リチャード・セラの作品へ繋げていく構成となっています。二人のアーティストの作品を並列することで、見えてくる共通の特徴と刺激的な相違を明らかにした一冊。 ※こちらは、新古品となります。下部に傷あり。 ※状態画像←クリック頂きますとご覧いただけます。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 244ページ サイズ: 31 × 25.7 cm 状態: 新古品 その他: 図版176点
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