ジョルジュ・モランディ【Late Paintings】

ジョルジュ・モランディ(Giorgio Morandi 1890 - 1964年)イタリア・ボローニャ出身。20世紀のイタリア美術史において重要な画家の一人。多くの芸術運動が起こる中で、生涯に渡り特定の画派や運動に入らず静物画・風景画の独自のスタイルを確立した。生涯のほとんどを故郷ボローニャと近郊の避暑地で過ごし、絵画研究のためローマ・フィレンツェを訪れた。初期には未来派や形而上絵画に少しながら接触があった。(デ・キリコ風の作品を残している)1950年以降、国際的な展覧会に出品を機に世界で知られる画家となる。1993年イタリア・ボローニャにモランディ美術館が設置された。ここ京都の京都国立近代美術館でも1990年に大規模な個展が開催された。

20世紀で最も愛されている画家の一人であるジョルジュ・モランディは、世界中の鑑賞者に不思議な力を放ち続ける作品を制作して来ました。
この書籍では、1948年から1964年までの晩年に焦点を当てています。この頃、モランディは、20世紀の芸術と絵画に多大な影響を与えてきた一連の作品である、連続的、還元的、順列的な形式と構成を調査し改良を試みています。この時期に制作された1952年の象徴的な”yellow cloth”の10枚の絵画のうち、5枚が本書に掲載されています。この作品は、ヴィネツィアのPeggy Guggenheim Collection in Veniceで開催された1998年の歴史的な展覧会で取り上げられたシリーズです。図版は、作品の抽象的な力や独特の遠近法、色彩を明確に再現しています。この晩年の作品シリーズは、2008年のニューヨークのメトロポリタン美術館以来、約7年振りに同都市で開催され、本書は、その際に刊行されました。書籍内には、主催者David Leiberによる序文、ジョン・バルデッサリ、ローレンス・キャロル、ヴィヤ・セルミンス、マーク・グリーンヴォルド、Liu Ye、ウェイン・ティーボー、などの現代アーティストにる素晴らしい寄稿が収録されています。


出版社:  David Zwirner Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 96ページ
サイズ:  27.6 x 23 cm
状態:   新品

販売価格

5,400円(内税)

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