リチャード・セラ (Richard Sera 1938年 - )アメリカ・カリフォルニア州出身。アメリカを代表する彫刻家の一人。公共の場に突如現れる荒々しい表面を残した鉄の塊など建築的なスケールで公共彫刻作品を展開している。プロセス・アートの代表的芸術家としても知られている。
1961年から64年にイェール大学にて絵画を専攻し、ヨゼフ・アルバースに学ぶ。この頃、ロバート・ラウシェンバーグ、アド・ラインハルト、フランク・ステラに出会う。その後1年間パリに留学、1966年にイタリア・ローマにて初個展を開催。最も知られた作品は、1981年にニューヨーク・マンハッタンにて展示された巨大な鉄板を曲げた「傾いた孤」。ここ日本では、1970年に東京ビエンナーレに参加、上野公園に大きな杉の木を植えそこに鉄の輪をはめ込んだ「場の彫刻」が展示された。
本書は、リチャード・セラの初期作品をご紹介した書籍です。期間は、1966年から1972年になります。今日知られたセラの鉄の作品よりも前の彼の制作を包括的に紹介した興味深い書籍となっています。テキストや制作写真・作品写真などに加え、ハル・フォスターによる新しいテキストが掲載された2013年刊行の書籍です。David Zwirner(ニューヨーク)では同年4月〜6月に同内容の展覧会が開催されました。
出版社: David Zwirner / Steidl
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 340ページ
サイズ: 30.5 x 24.6 cm
状態: 新刊