ルイジ・ギッリ【The Map and the Territory】

ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri 1943年 - 1992年)イタリア・スカンディアーノ出身の写真家。特に建物や風景からなるコンセプチュアルな1970年代のカラー写真で、先駆的な写真家として知られている。初期の2つの写真集、「Atlante」(1973年)、「Kodachrome」(1978年)からも見られる、被写体とその周りを取り囲む環境の繊細な関係性や、無表情な中に垣間見えるウィットな表現が丁寧な仕事を伺わせる。ここ日本では、画家ジョルジュ・モランディのアトリエを撮影した作品でも知られている。また、フォトグラファーとして活動を始めた当初から、写真についてのテキストを自身の出版物や、イタリアの新聞・雑誌にて発表を行なっていた。

本書は、イギリス人キュレーター、ジェームズ・リングウッド(James Lingwood)によって編纂され、ヨーロッパの美術館3箇所で2018年から2019年にかけて開催される巡回展を機に刊行された書籍です。展覧会では、ギッリが写真家として撮り始めた最初の10年の作品に焦点が置かれ、15の物語(※註)のシークエンスに分類し展示。本書にはその全てが網羅されています。

「思考と視覚の世界への大冒険、大人になってから気付くことと幼少期のおとぎ話の世界とを奇跡のように同居させることができる魔法の道具…偉大なものと些細なものや、際限のない変化、そして空想と出現の領域、そんなものを通した終わりなき旅であり、幾多の人々やシミュレーションによる鏡のように反射する迷宮のような場所である。」− ルイジ・ギッリ

出版社:  MACK
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 376ページ
サイズ:  248 × 198 cm
状態:   新刊
その他:  図版298点、カバー有り

販売価格

8,424円(内税)

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