メル・ボックナー(Mel Bochner 1940年 - )アメリカ合衆国・ピッツバーグ出身の芸術家/批評家。同国のコンセプチュアル・アートを代表する芸術家の一人でもある。1962年に、カーネギーメロン大学を卒業。その後、シカゴのノースウェスタン大学にて哲学を学ぶ。1966年には、ビジュアル・アーツ・スクール・ギャラリーにて初の展覧会を開催。この展覧会では、「必ずしも美術と目されることを意図しない、下書きとその他の紙の上の視覚的なもの」というコンセプチュアル作品を展示。(ゼロックスのコピー機を用いた)1970年代に入り、本格的に絵画作品を製作。「Language (言語)」は、最初期の作品方取り上げられているテーマの一つであり、絵画という技法で展開した。また、言語領域に関しても図形・直線、記号などを用いて様々な作品を制作してる。2012年、イギリス・ロンドンのホワイトチャペルギャラリーにて「If the colour Changes 」展を開催。現在は、ニューヨークを拠点に活動を行う。
本書は、ボックナーが1966年にイェール大学のギャラリーにて企画したクリスマス展覧会企画を1997年にフランス・スイス・ドイツにて同展覧会を行った際、450部限定で制作されたものになります。『Working drawings and Other visible things on paper not necessarily meant to be viewed as art』は、著明なアーティストや建築家などのドローイングをコピーしたものが展示されました。(Participants:参加者として記載のアーティストは、Carl Andre, Anonymous, A.Babakhanian, Jo Baer, Mel Brochner, John Cage, M. Carsiodes, Tom Clancy, Dan Flavin, Jim Freed, Milton Glaser, Dan Graham, Eva Hess, Alfred Jensen, Don Judd, Michel Kiriby, William Kolakoski, Rbert Lepper, Sol Lewitt, Robert Mangold, Robert Moskovitz, Tom Russell, Scientific American, Robert Smithson, Kenneth Snelson, Karlheinz Stockausen, Tippetts - Abbett - Mccarthy - Stratton Xerox )それらは、透明なファイルに閉じられ展示台に置かれたものでした。 白いテキストと1966年の展示風景を収めた一冊と黒い4冊の書籍がスリーブケースに入っています。
※1959年、複製技術の発展によりXerox社によって民間用のコピー機が登場する。この新しい技術は、アートにとっても新しい技術(表現方法)となりました。メル・ボックナーを皮切りにこの新しい技術を使ったアート作品は、1966年以降様々なコンセプトで制作されてきました。1968年刊行の「ゼロックス・ブック」もその一つです。
出版社: Mel Bochner、les auteurs
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語、フランス語
サイズ: 28 x 21.4 cm
状態: 新刊
その他: スリーブケース入り、4冊+テキスト1冊(計5冊組)