ジョセフ・クーデルカ【Wall - Islaeli & Palestinian Landscape 2008 - 2012】
ジョセフ・クーデルカ (Josef Koudelka 1938年 - )チェコ・スロバキア出身の写真家です。現在は、フランス・パリ在住。 プラハ工科大学にて航空学を学び、後に航空技術者として働きながら演劇写真家としても活動を行なっていました。 67年には、スロバキアのジプシーを撮影した写真展を開催。翌年68年には、ソ連軍のプラハ侵攻「プラハの春」を撮影し、この作品にてロバート・キャパ・ゴールド・メダルを受賞しました。(この時、困難な社会的状況下であったため匿名で作品は発表されていました)1970年には、イギリスに亡命。1971年にエリオット・アーウィットの紹介により、写真家集団マグナムに参加。1974年には正会員として迎えられました。1975年にニューヨーク近代美術館にて大規模な個展を開催、1978年に東欧のジプシーを撮り続けた作品「GYPSIES」がナダール賞を受賞しました。近年は、ヨーロッパにて「社会的風景」を題材に写真を撮り続けています。 本書は、2008年から2012年に東エルサレム、ヘブロン、ラマラ、ベツレヘムのイスラエルとパレスチナを分離する障壁のあるルートをパノラマ写真にて収めた「Wall」と題されたクーデルカの写真集になります。 イスラエル側は「セキュリティフェンス」と呼び、パレスチナ側は「アパルトヘイトの壁」と呼び、ヒューマン・ライツ・ウォッチのような国際人権団体は「セパレーションバリア」という言葉を使ってこの壁のことをそれぞれ呼んでいます。クーデルカの”The Wall”での試みは、自然の風景の中に鎮座するこの壁を人間の亀裂のような比喩的な表現手段として使用しています。人類、自然、そして文化の関係性をみるような作品郡となっています。 出版社: Aperture タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 120ページ サイズ: 27.1 x 38.2 cm 状態: 新古品 その他: Design by Xavier Barral
8,500円(内税)
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